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農学部で学生の安全教育「安全な化学実験のために—化学物質の危険性と事故予防—」を実施

平成20年1月30日(水)農学部大講義室において、「安全な化学実験のために—化学物質の危険性と事故予防—」と題して化学実験安全講習を実施し、教職員を含む142人が受講しました。

この講習は農学部2年次専門科目「技術者の初歩」の特別講義として農学部化学系コースの2回生を対象とし、また同時に来年度の実験実習ティーチングアシスタント採用予定者の学部生、大学院生にも化学実験の安全教育を目的として実施しました。

講師の大阪大学安全管理部 山本 仁教授から、化学実験中に起こる事故には、不可抗力ではなく、“不注意と知識不足”によるものがほとんどであり、安全に楽しく実験を実施するために、使用する化学物質の危険性の情報を入手することが事故予防になり、そのための方法について講義がありました。

講義では、大学の実験室で実際に起こった事故例を写真で示しながら、化学実験の日常の危険性について説明があり、消毒用アルコールは、近くに火種があれば簡単に着火することや、空気と適当な割合で混合すると爆発することを、実演を交えて講義されました。講義室の教壇での一瞬の発火や爆発をみて、受講生は身近な危険を身をもって体験し、日頃から化学物質の危険性を熟知し、事故予防に努めなければならないことを、あらためて認識する良い機会となりました。

学生からは「あらためて、自分自身の安全を守ることの重要性と自分の失敗が隣人の被害の原因になることを実感した。」、「知らないことも多く、今後の実験に参考になった。」、「とてもわかりやすい説明で、実験の安全性を保持することの重要性を実感した。」、「実際の事故例をみながら危険性について考えることができた。」といった感想があり、理解度の高い有意義な講習となりました。

広報室