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特別講演会「カロリンスカ研究所のイノベーションシステム」を開催しました

平成20年4月4日(金)本部5階第1会議室において、特別講演会「カロリンスカ研究所のイノベーションシステム」—大学経営政策の大いなる実験—を開催しました。

能勢眞人理事のあいさつの後、ハンス・ウィグツェル氏(愛媛大学学術顧問教授、スウェーデン・カロリンスカ研究所前学長、免疫学教授、ノーベル委員会委員)による講演会を行いました。

講演会でハンス氏はまず、世界経済が政府主導から地域社会主導へとシフトしていること、大学が将来をより良くコントロールする為に主体性を持つよう舵を取っていくことの重要性、そして競争できる大学は戦略的な資金が必要であることを述べられました。続いて、カロリンスカ研究所が、これらを実践することにより、北欧の大学間連携の中心ハブとしての役割を果し、子会社であるカロリンスカディベロップメントが現在、スウェーデンで第2の製薬会社となり、更に成長を続けていることを話されました。最後に、政府主導の大学経営から独立し、独自の経営を目指すことこそ世界中の大学が行うべきことで、愛媛大学もその例外ではない、と締めくくられました。
 講演終了後には、次々とあがる参加者からの質問に対しハンス氏は笑いも交えて答え、和やかな雰囲気の中講演会は終了しました。

広報室