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「データサイエンス基礎コース」松山市とパソナテック社と共同で開講

 愛媛大学理学部・工学部、松山市及び株式会社パソナテックは、学生を対象に、平成29年8月6日から計6回、「データサイエンス基礎コース」を開講しています。初日の8月6日には、西泉彰雄松山市副市長及び株式会社パソナテックの吉永隆一社長をお迎えし、開講式を実施しました。
 近年、人工知能(AI)やあらゆるモノのインターネット化(IoT)が拡大しており、ビッグデータの活用や解析ができる高度人材(データサイエンティスト)の育成が求められています。
 今回の「データサイエンス基礎コース」は、松山市と愛媛大学が締結している連携協定の中で、理学部、工学部及び松山市が覚書を交わし、データサイエンティストの育成に向けた取組をパソナテック社と共同で企画したものです。
 本講座では、理学部・工学部の学生約30人を対象に、統計学をはじめとするデータサイエンスの基礎知識やスキルについて講義を行うほか、実際に愛媛県内の企業で使用されている貴重なデータを用いた実践的なデータ分析演習を実施します。

 開講式では、西泉松山市副市長から、「ビッグデータの時代と言われている今日、膨大なデータを分析し、新しい活用の価値を生み出していくデータサイエンティストの育成が急務となっており、今回の講座で修得した技術が一社会にどう使えるかを体験してほしい」との挨拶がありました。次いで、本学の仁科弘重理事・副学長、社会連携推進機構長(大橋裕一学長挨拶代読)から挨拶があり、本講座ではデータサイエンスの基礎を学ぶのみならず、県内企業の貴重なデータを解析するという、基礎と実践を両立させたカリキュラムを構築出来たことに対する謝辞がありました。続いて、企画運営を行う株式会社パソナテックの吉永社長から、「地方大学にいても新しい職種・分野のより実践的な講座を受講し、そして社会に飛び立つ可能性を広げていくことをいろいろな地域と産官学一体となって行っており、人材が不足している中、これからも新しい分野の人作り、場作りとなるこのような機会を提供していきたい」との挨拶がありました。
 オリエンテーションの後、学生たちは、統計学基礎を学びました。カリキュラムは計6回(45時間)で、最終日の9月22日には、データ分析結果の発表を行う予定です。
 今回の講座を通じて、データ利活用技術を駆使し、地域に貢献できる有為の人材が理学部及び工学部から数多く育成されることが期待されます。

 

<理学部・工学部>