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大学院理工学研究科の田中寿郎教授らがACSEL2017でBest Poster Awardを受賞しました

 平成29年7月26日(水)~28日(金)に、シンガポール国立大学で開催された「The 4th Asian Conference on Safety and Education in Laboratory(ACSEL2017)」で、理工学研究科の田中寿郎教授、国際連携推進機構のルース・バージン教授、連合農学研究科の伊藤和貴教授および岡山大学の宮崎隆文教授が連名で発表した「A study on variations in safety standards or regulations among countries」が、Best Poster Awardを受賞しました。
 今回授賞した研究は、ガスボンベに塗られている色に関する研究です。ガスボンベの色とガス種との間には、世界的な基準がありません。アジア各国で使用されているボンベの色とガス種の関係を調査し、各国でどのように異なっているか、またどのように同じであるかを明らかにし、安全にガスボンベを使用するためには海外で研究する研究者や学生がその違いを十分に認識する必要があることを示したものです。

 この国際会議は、大学における安全衛生教育をどの様に行うべきかというテーマで、本学で初めて平成25年1月に「1st International Symposium on Safety and Health Education at Universities 」として開催した国際シンポジウムから発展したものです。このシンポジウムの際に、参加者が情報の共有化と相互協力の必要性を認識し、今後継続的に情報交換や協力を行うことを盛り込み採択された「愛媛宣言」を基に、本会議は毎年アジアの国々で持ち回りで開催しているものです。
 第4回目の今回は、日本、韓国、台湾、シンガポール、インドネシア、香港、ニュージーランド、ブルネイから合わせて300人以上の参加があり、年々参加国と参加者が増えています。来年11月には、第5回の会議が沖縄科学技術大学院大学を会場として開催されることが決定されました。
 本学発祥の国際会議で最優秀ポスター発表賞を受賞したことは、名誉なことであるばかりでなく、アジアの国々の大学の安全衛生教育に関する国際会議の設立者として本学が大きく寄与できたことへの大きな喜びでもあります。

 

<理工学研究科>