平成20年5月10日(土)、経済産業省「アジア人財資金構想」高度実践留学生育成事業の平成20年度開講式を行いました。
本事業は、経済産業省と大学が連携して、我が国企業に就職意思のある能力・意欲の高い、アジア等の留学生を対象として、ビジネス日本語教育、日本ビジネス教育、インターンシップ、就職活動支援までの人材育成プログラムを一貫して行い、地域グローバル化の推進、我が国の中小企業等のグローバル化を図ることを目的としたものです。本学では平成19年度から、国際交流センター、社会連携推進機構、教育学生支援部が連携し、事業を推進しています。本年度愛媛地域では、愛媛大学から7人、松山大学から1人が本プログラムに参加します。
開講式は、開式の辞の後、弓削俊洋国際交流センター長による式辞、参加留学生の紹介、合格証書授与、金光男さんによる留学生代表宣誓、閉式の辞の順に進行しました。金さんは「この『アジア人財資金構想』に参加することができ、大変嬉しく思います。国際交流センターの先生及びキャリアコンサルタントのご指導のもとで、8人の仲間とともにビジネス日本語などの多くの知識を学び、日本の企業で活躍できる人材になれるように頑張ります。」と決意を述べました。閉式後、留学生たちは早速、ビジネス日本語教育の授業を受けました。
本事業のカリキュラムは、ビジネス日本語教育として、企業への就職後にスムーズなコミュニケーションや難度の高いディスカッションを可能とする日本語教育を実施していきます。また,日本ビジネス教育として、日本企業の仕事の進め方、人材育成の考え方・意義等に関する教育により日本企業文化について学んでいきます。加えて、今夏には、2週間程度のインターンシップも計画しています。今後、グローバルに展開する県内の企業への就職を促し、産業界の成長に結びつけていきたいと考えています。
国際交流センター