平成29年11月19日(日)、西予市宇和米博物館で、平成29年度「愛媛大学COC公開講座in西予市」を開催し、西予市議会議員をはじめ、企業関係者、西予市の職員、本学の学生など約60人が参加しました。
本学では、地(知)の拠点整備事業(COC事業)として「地域の再生を担う実践的人材の育成」を目的に、学生から社会人まで、地域の方すべてを対象に公開講座を開催しています。
今回は、「地域資源を生かしたコミュニティ・ビジネス」をテーマに、株式会社リレイションの祁答院弘智(けどういんともひろ)代表取締役が「爆笑ビジネス漫談」と題して、徳島県神山町で地域資源を生かした地域での働き方や暮らし方を考える「神山塾」の取り組みなどを紹介しました。
続いて、講演者の祁答院氏と西予市地域おこし協力隊の藤川朋宏氏、本学社会共創学部の羽鳥剛史准教授、本学社会連携推進機構の坂本世津夫教授が参加して「コミュニティ・ビジネス」をテーマに、ちゃぶ台を囲んで、座談会「ちょっとココだけの話」を開催しました。藤川氏は「あんな場所で、古い喫茶店を改装して起業しても無理という声はあったが、自分を信じてやってみる」と話し、羽鳥准教授は、「若者や外部のアイデアではなく、住民が主体となることが長続きし、ビジネスだけでなく景観などの環境も整備して相乗効果を生むことが重要」と指摘しました。座談会の最後には、質疑応答も行われました。
また、「2017日経ニューオフィス賞四国ニューオフィス推進賞」を受賞した西予市役所本庁舎オフィス4階を学生8名が見学し、市役所の担当者から「ICTを活用したペーパーレス化推進」や「コミュニケーションの活性化」などオフィス改革の成果について説明を受けました。
<社会連携課>