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理工学研究科博士後期課程2年の芳之内結加さん(CMES)の発表が環境ホルモン学会 第20回研究発表会で優秀発表賞を受賞しました【12月12日(火)】

 平成29年12月11日(月)~12日(火)に神戸大学百年記念館六甲ホールで開催された環境ホルモン学会 第20回研究発表会で、理工学研究科博士後期課程2年でCMES化学汚染・毒性解析部門の芳之内結加さんが優秀発表賞を受賞しました。本賞は、学生による口頭発表・ポスター発表の中から、大会実行委員および学会理事による厳正な審査を経て、選ばれました。

 芳之内さんは、「イヌ・アザラシ・マウスのエストロゲン受容体転写活性化能の種差を規定する分子機序」という演題で、口頭発表しました。本研究では、進化的にイヌ亜目(Caniformia)に属するアザラシとイヌ、そしてマウスのエストロゲン受容体(ER)を対象に、ポリ塩化ビフェニル(PCBs)の代謝物である水酸化PCBsによる活性化能をインビトロレポーター遺伝子アッセイ系で測定しました。さらに、3種のERのホモロジーモデルを構築し、水酸化PCBsとの結合をコンピューター上でシミュレーションしました。その結果、ER転写活性化能の種差がER内の特定のアミノ酸残基の差に起因することを示しました。本研究は、同部門の岩田久人教授・田辺信介教授・野見山桂准教授の指導のもとで取り組んだ研究の成果発表でした。

賞状

 

 

<沿岸環境科学研究センター>