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理工学研究科博士前期課程1年(CMES)の野崎一茶さんが第52回日本水環境学会で年会優秀発表賞(クリタ賞)を受賞【3月17日(土)】

2018年3月15日(木)~17日(土)に北海道大学工学部で開催された第52回日本水環境学会年会において、理工学研究科博士前期課程1年で沿岸環境科学研究センター(CMES)化学汚染・毒性解析部門の野崎一茶さんが年会優秀発表賞(クリタ賞)を受賞しました。本賞は、博士前期課程(修士課程)の大学院生を対象とし、講演要旨原稿の内容に基づく1次審査と、口頭発表およびポスター発表による2次審査によって厳正に選ばれ、本年度は188件の応募に対して、15名が受賞しました。

 野崎さんの発表演題は「医薬品類およびパーソナルケア製品由来物質(PPCPs)によるアジア途上国の水環境汚染と水生生物への影響評価」で、CMESの野見山桂准教授・田辺信介教授・国末達也教授の指導の下で取り組んだ研究成果です。

 本研究では、医薬品類およびパーソナルケア製品由来物質(PPCPs)による深刻な水環境汚染が懸念される、アジアの途上国(インド,インドネシア,ベトナム)の河川および湖に生息する魚類を対象に、PPCPsの移行と残留性の解析、および曝露リスク評価を試みました。その結果、複数のPPCPsにおいて魚類への影響が危惧される血中濃度を超過している可能性を指摘し、アジア途上国の水質汚染の進行と生態系への影響は看過できない課題であることを提示した点が高く評価されました。

受賞した野崎さん

<沿岸環境科学研究センター>