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宇宙進化研究センター七夕講演会「宇宙への招待」を開催しました【7月22日(日)】

会場(南加記念ホール)の様子

 日本天文学会では、平成21年から毎年七夕の時期に全国同時七夕講演会と題して、全国各地で宇宙や天文学に親しんでもらうために講演会を開催しています。本学宇宙進化研究センターでも「宇宙への招待」と題し、この七夕講演会を毎年開催しており、最新の研究を一般の方々へ分かりやすく伝える機会となっています。
 今年は新学術領域研究「なぜ宇宙は加速するのか」との共催講演会として、同センターの松岡良樹准教授と、国立天文台TMT推進室長の臼田知史教授が講演を行い、200人を越える方々に参加頂きました。
 まず、粟木久光センター長の開会の挨拶の後、松岡准教授が「すばる望遠鏡で挑む最遠の宇宙、そしてその先へ」と題し、夜空に浮かぶ身近な天体から宇宙の果てまでの簡単な解説を行い、さらに最遠宇宙を狙った巨大ブラックホールの探索研究について講演を行いました。
 続いて、臼田氏が「宇宙の謎に挑む超大型望遠鏡TMT」というタイトルで、口径30メートルの次世代超大型望遠鏡プロジェクトであるThirty Meter Telescope (TMT)について、国際協力による制作状況や日本の貢献について解説を行い、TMTにより可能になる様々なサイエンスについてわかりやすく紹介しました。
 質疑応答のコーナーでは、予定の終了時間を超過するほど会場から活発に手が上がり、「138億年という宇宙の年齢は、どれほど正しいのか?」「宇宙が膨張しているなら、私たちの体も膨張しているのか?」といった様々な質問が上がりました。終了後のアンケートでは、「現在の最新研究の動向を知ることができ、楽しかった」「非常に高度な内容を素人にも分かりやすく説明してもらったので、満足」「今後の宇宙の研究に、さらに興味が出てきた」など、多数の好評な意見が寄せられました。

 

<宇宙進化研究センター>