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令和元年度愛媛大学環境講演会を開催しました【6月3日(月)】

 令和元年6月3日(月)、愛媛大学校友会館サロンにて、東京工業大学特命教授であり、同大学名誉教授の柏木孝夫氏を講師に迎え、「エネルギー政策の最近の動向~電力システム改革の新しいビジネスモデル~」と題して環境講演会を開催し、教職員及び学生約50人が参加しました。
  最初に、宇野英満理事・副学長(学術・環境担当)から、講師紹介の後、「本講演を未来の環境やエネルギーについて考え,行動するきっかけにしてほしいです」と挨拶がありました。
  今回の講演では、昨年7月に再生可能エネルギーを早期に経済的に自立化させて主力電源化を目指すことが明記された「第5次エネルギー基本計画」が閣議決定されたことについて、日本が進める「Society 5.0」を交えながら、分かりやすく説明していただきました。
  「第5次エネルギー基本計画に再生可能エネルギーを早期に経済的に自立化させて主力電源化を目指すことが明記された背景には、Society 5.0の実現に欠かせないAIやIoTなどの技術革新を背景に、エネルギー分野での転換等が本格化してきたこと、さらに国内において、この数年間で電力・ガスの小売り全面自由化も本格化し、エネルギーシステムに対する抜本的な見直しを迫られていることが挙げられる。また、安定した大規模エネルギーシステムとともに最適な需給構造を構成する分散型エネルギーシステムとして、需要地に形成されるスマートコミュニティ(地産地消)、地域に応じた『シュタットベルケ』が重要となってくる」と解説していただき、参加者は熱心に聞き入っていました。
 講演後には、活発な質疑応答も行われ、盛会のうちに終了しました。また、アンケートでも「インターネット網と同じようなエネルギー網を作ることやスマートアプリのように他分野と共同で行う事業、経済的に自立した再生可能エネルギーを主力とするスマートコミュニティの形成が重要だと分かりました」という意見がありました。
 今後も環境・エネルギーマネジメント委員会では、このような講演会等を通して、さまざまな環境啓発活動を行ってまいります。

<安全環境課>