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大学院農学研究科の鑪迫典久教授が公益社団法人日本水環境学会2018年度学術賞を受賞しました【6月18日(火)】

 大学院農学研究科の鑪迫典久教授が、公益社団法人日本水環境学会2018年度学術賞を受賞し、令和元年6月18日(火)に東京都(タワーホール船堀)で開催された日本水環境学会第39回通常総会において、表彰式および受賞者講演が行われました。
 学術受賞対象となる主要研究業績は、「水生生物を用いた毒性評価(バイオアッセイ)とその水環境評価・管理への応用に関する研究」で、受賞理由は、魚類や甲殻類などの水生生物を用いた生物応答試験(バイオアッセイ)による内分泌かく乱化学物質やナノ粒子、医薬品等の特殊な生理活性や物理化学的性質を有する水環境汚染化学物質の評価、ならびにバイオアッセイの事業所排水や公共用水域等の水環境評価・管理への応用に関して長年にわたって取り組んできたことによるものです。
 一連の研究成果は、水環境汚染化学物質のリスク評価・管理や複数の化学物質由来の生物影響に基づく事業所排水による水環境への影響評価や有害影響の低減に大きく寄与しました。また、経済協力開発機構(OECD)において、幾つかの化学品テストガイドラインの開発及び国内外の内分泌かく乱化学物質の検出・評価システムの確立にも大きく貢献しました。
 このほか、鑪迫教授は、ミジンコの幼若ホルモンをはじめとした毒性発現メカニズムの解明や簡易スクリーニング試験法の開発などにも尽力し、今後も活躍が期待されます。

鑪迫教授

<大学院農学研究科>