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お知らせ

「第21回愛媛⼤学学⽣による調査・研究プロジェクト(プロジェクトE)研究成果発表会」を開催しました【6⽉16⽇(⽊)】

令和4年6⽉16⽇(⽊)、「第21回愛媛大学学生による調査・研究プロジェクト(プロジェクトE)研究成果発表会」をオンライン開催し、約80人の学⽣、教職員が参加しました。

本プロジェクトは、平成12年度から始まった取組であり、学⽣が⼤学から経費の⽀援を受け、約10か月間をかけて⽇頃興味を持っているテーマについて⾃主的に調査・研究を行うものです。

令和3年度は17件のテーマを採択しており、今回、その集⼤成として研究成果発表会を開催しました。令和元年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止により発表会を中止、令和2年度はプロジェクトE事業を休止していたこともあり、3年ぶりの開催となりました。

始めに、仁科弘重学⻑の挨拶があり、その後、「プレゼンテーション発表(予選)」では、各グループが成果について5分で発表を行いました。各学部の教育コーディネーター等によって、研究成果や調査・研究の⼯夫、説明の明快さ等の視点から審査を行い、上位4チームが「プレゼンテーション(決勝)」に進みました。決勝では、発表時間の10分でさらに詳細に、これまで頑張ってきた調査・研究の成果を分かり易く伝えるべく発表を行い、参加者は真剣に⽿を傾けていました。

最終審査の結果、医学部の宇都宮諒さんのプロジェクト「注意欠如・多動症(ADHD)は生育環境で治療できるか~新たなADHDモデルラットを用いた研究~」が最優秀賞を受賞しました。

宇都宮さんたちの取組は、①注意欠如・多動症(Attention-deficit Hyperactivity disorder:ADHD)に対する治療として、周囲の環境を工夫する環境調整が注目されているが、その治療機序や治療効果の程度は明らかになっていない、②ADHDに限らず、発達性の行動障害においては、遺伝要因と環境要因が複雑に影響して発症すると言われているが、具体的にどのような環境の要因がADHDに関与しているかは不明である、という問題意識から、周囲の環境がADHDに及ぼす影響を解明することが必要だと考えて始めたプロジェクトです。

その他、優秀賞2件、審査員特別賞2件、アイデア賞3件が受賞しました。なお、今回から、発表者相互評価、いわゆるピア評価を行うこととし、その上位2件を特別賞として表彰しました。

表彰式は令和4年7月5日(火)に行い、受賞グループに対し仁科学⻑から賞状・副賞が授与されました。

受賞プロジェクト⼀覧(括弧内は代表学⽣の所属・採択時の学年・⽒名)

【最優秀賞】

注意欠如・多動症(ADHD)は生育環境で治療できるか~新たなADHDモデルラットを用いた研究~

(医学部5年 宇都宮 諒)

【優秀賞】

諸課題解決に向けた魚革(ぎょかわ)による新素材の可能性を探究する

~海洋廃棄物の低減、漁業者利益のひっ迫の低減、引退漁業者のセカンドキャリア構築~

(社会共創学部4年 多賀谷 直樹)

【審査員特別賞】

少量データからの効率的な翻訳器の訓練

(工学部3年 正木 亮太朗)

愛情ある環境が他者を思いやる気持ちを育むのか~生育期の愛情の意味を分子生物学的に考える~

(医学部4年 木上 侑香)

【アイデア賞】

未知の分子CLIC2(クリックツー)と悪性腫瘍細胞の浸潤転移との関わりの解明

~脳腫瘍と膵癌の予後改善を目指して~

(医学部1年 落合 結希)

伊予市双海と運動でツナガル・プロジェクト~シニア・ハイブリッド型健康運動教室の試行~

(社会共創学部2年 村上 芽衣)

機械翻訳の利用に適さない日本語の文章はどれだ!?

(工学部3年 野口 夏希)

【特別賞】

愛情ある環境が他者を思いやる気持ちを育むのか~生育期の愛情の意味を分子生物学的に考える~

(医学部4年 木上 侑香)

伊予市双海と運動でツナガル・プロジェクト~シニア・ハイブリッド型健康運動教室の試行~

(社会共創学部2年 村上 芽衣)

※本発表会の開催にあたり、司会は愛媛⼤学リーダーズ・スクール(ELS)の学⽣が務めました。

<教育企画課>