愛媛県内の大学が相互に連携・交流する「大学コンソーシアムえひめ」事業の一環として、愛媛県内の大学生をインターンシップ研修生として受け入れました。
今年度は、愛媛大学生5人、松山大学生2人の合計7人を受け入れ、10日間のプログラムを実施しました。各研修生は、用意された6つの受入プログラムに分かれて、大学職員の業務に取り組みました。
最終日には、研修生が各自で取り組んだ内容や成果などをテーマに、1人15分のプレゼンテーションを行いました。
今回のインターンシップは、研修生にとっては、身近な大学での就業体験によるキャリア支援となり、また、受入担当者にとっては、部下の育成やOJTを実践することで職員自身の教育能力向上を図る良い機会となりました。
各受入プログラムの内容
■教育学生支援部
教育学生支援部に配属された研修生は、10チームで研修を行いました。
各チームでの研修時間は短いものでしたが、毎日変わる業務や担当者に対して柔軟に対応し、大学職員の業務内容について理解を深めました。研修を通して、窓口からは見えないところで行われている教員とのやり取りや、施設管理等の業務にも触れ、「大学職員として働く」ことについてより具体的なイメージを掴むことができたようです。
■国際連携支援部
国際連携支援部に配属された研修生は、総務企画、国際支援、学生交流の3つのチームで研修を行いました。
教職員へのインタビューをとおして、国際連携支援部の役割や業務について理解を深め、また留学生へのインタビューをもとに未来の留学生に向けたハンドブックの記事を作成しました。
さまざまな業務に関心を持ち、多くの人と繋がりを持てたことで、将来の進むべき道についてのイメージができ、充実した研修になったようです。
■総務部
総務部に配属された研修生は、総務課、評価IR課、広報課、校友会やミュージアムなどでさまざまな業務を体験しました。
データ入力やグラフ作成といったデスクワークだけではなく、記者クラブへの投げ込み、写真撮影、またミュージアムの開館・閉館業務、時には電球の交換まで、幅広い業務に携わり、そのすべてが大学組織を円滑に運営することに繋がると知りました。また、働きやすい雰囲気作りや、チームで働くことの大切さを感じてもらうことができたようです。
■総務部人事課
人事課に配属された研修生は、「大学職員を支える業務を体験しよう」をテーマに、6つのチーム等で、給与計算処理や退職手当の計算、労務管理、採用に関することなど、さまざまな業務を体験しました。
出生時育児休業の新設に伴う周知ポスターや内定者に配布するニュースレターの作成も行い、掲載内容やレイアウト等、自らが試行錯誤し業務を遂行することを体験しました。
今回の研修を通して、進路選択のための情報収集や今後の課題を発見する良い機会になったようです。
■財務部
財務部に配属された研修生は8つのチームで会計業務を体験しました。
予算や資産の管理、伝票チェック、物品の検収作業など幅広い業務を経験し、会計面から大学の実態を知ることができました。また、予算を適正に運用するために多くの職員が携わっていることを学びました。
社会人として働くことのイメージを描けるようになり、必要な資質に気づくことができたようです。
■工学部事務課
工学部事務課に配属された研修生は、会議の準備、勤務報告や工学部PR記事の作成など、多様な業務を体験しました。
中でも工学部PR記事の作成では、本学部の教員にインタビューし、作成した記事を実際にWEBサイトに公開しました(以下リンク先参照)。インタビュー対象者の情報を事前に収集し、質問を考え、記事を作成していく中で、ビジネスマナーやコミュニケーション能力等、社会人として必要なスキルを磨くことができる、有益な研修となったようです。
[外部リンク:工学部Webサイト]
【研究紹介】尾崎良太郎先生(理工学研究科電子情報工学専攻)
【研究紹介】河合慶有先生(理工学研究科生産環境工学専攻)
<人事課>