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シンポジウム「スウェーデンのパパたち」及び写真展を開催しました【11月5日(土)~11日(金)】

令和4年11月5日(土)~11日(金)にシンポジウム「スウェーデンのパパたち」及び写真展を本学の総合情報メディアセンターで開催しました。このイベントは男性の育児休業に関する理解促進のため、愛媛弁護士会及びスウェーデン大使館との共催により開催したものです。スウェーデンでは、両親合わせて育児休業480日分の所得を補償する制度があり、うち他方へ譲渡できない割り当てが90日分あるため、男性の育児休暇取得率も非常に高い数字を誇っています。

令和4年11月5日(土)に「『スウェーデンのパパたち』から考える育パパと愛媛の男女共同参画」と題したシンポジウムを開催し、高校生から70歳代まで幅広い年齢層の約120人(オンライン参加を含む)の方にご参加いただきました。

シンポジウムでは、仁科弘重学長(ダイバーシティ推進本部長)及び愛媛弁護士会の吉村紀行会長から開会の挨拶の後、スウェーデン大使館一等書記官のヨハン・フルトクイスト氏から、スウェーデンの育児休業やジェンダー平等に関わる歴史や現状、そして課題についての講演がありました。スウェーデンにおいても、育児に関する認識の変化の過程で、制度を整備した後も、世代を跨ぎ、長い年月をかけて現在のような風土を醸成していったとの話があり、参加者は、メモを取りながら熱心に耳を傾けていました。

続いて、花園大学名誉教授の古橋エツ子氏の講演では、法制度や性教育の観点から、日本のジェンダー平等における課題についてお話がありました。

最後に、株式会社あわしま堂の松野祐介氏(育児休業取得経験者)、愛媛弁護士会の岡崎充隆氏及び本学ダイバーシティ担当の堀利栄副学長の3人から「愛媛県内の現状と展望について」と題して、それぞれの立場から、育児休業に関する体験談や、現状と展望についてお話がありました。

シンポジウム終了後の質疑応答では、参加者から多数の質問が上がり、男性の育児休業やジェンダー平等に対する関心の高さがうかがえました。

シンポジウム当日に加え、7日(月)から11日(金)の5日間、スウェーデンの写真家ヨハン・べーヴマン氏が育児の男女平等を願い、育児休暇を取得して子育てに励む父親たちの姿を撮影した写真25点を展示し、愛媛大学の学生、教職員をはじめ、地域の方など多数の方にご来場いただきました。この写真展は、日本を含む約65か国以上を巡回しており、愛媛県内では初の開催となりました。

本学では、引き続きダイバーシティをより一層推進し、男性の育児休業に関する理解促進等、ジェンダー平等に向けた取組を実施してまいります。

<人事課>