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大学院連合農学研究科3年生のErna Mayasariさんが国際学会「THE 4th INTERNATIONAL SEMINAR ON SCIENCES AND TECHNOLOGY」において、最優秀発表者に選ばれました【11月3日(木)】

令和4年11月3日(木)、4日(金)、インドネシアのTadulako大学数理学部が年に一度開催している国際学会「THE 4th INTERNATIONAL SEMINAR ON SCIENCES AND TECHNOLOGY(国際科学技術会議)」でのパラレルセッションにおいて、大学院連合農学研究科3年生のErna Mayasari さんが、” Low-cost Extraction of Crude Nanocellulose from Musa basjoo using Dilute Alkaline” (ワンステップでのバショウからのナノファイバー抽出)について発表し、最優秀発表者に選ばれました。

受賞したErna Mayasariさんのコメント

松枝直人先生、福垣内暁先生、エルニ・ジョハン先生、そして松枝先生のチームメンバーである私自身を誇りに思います。

私たちは、バナナ科のバショウの茎から、一段階のアルカリ抽出でナノファイバーを得ることに成功しました。このナノファイバーはセルロースIを71%含み、最小繊維径3.8 nmで高いアスペクト比を有していることから、バショウ茎はセルロースナノファイバーの安価な原料であることを示しています。インドネシアは世界第3位のバナナ生産国であり、その量は700万トン/年以上で、生産量が増えれば増えるほど、ナノセルロースの原料となる廃棄物(茎)が増えることになります。いま日本で行っているこの研究を、将来的には多くのインドネシア品種を使った研究に発展させる予定です。

最後に、指導教官である松枝先生、大上博基連合農学研究科長、そして文部科学省からご支援をいただいたことに、謹んで御礼申しあげます。

受賞したErna Mayasariさん
受賞したErna Mayasariさん

<大学院連合農学研究科>