令和4年11月12日(土)、13日(日)、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)が主催する令和4年度のサイエンスカンファレンスがオンラインで開催されました。愛媛大学ジュニアドクター育成塾からは、受講生2人が研究発表を行い、それぞれ特別賞の「チャレンジ賞」と「アイデア賞」を受賞しました。
ジュニアドクター育成塾は、JSTが支援する「次世代人材育成事業」の一環としての教育プログラムで、全国で30の大学や機関が採択されています。このプログラムは、科学技術イノベーションを牽引する傑出した人材の育成に向け、理数・情報をはじめとする様々な分野の学習を通じて高い意欲や突出した能力を有する小中学生を発掘し、さらに能力を伸長する体系的育成プランの開発・実施を目的としています。愛媛大学は、平成29年度に「科学イノベーションに挑戦する次世代リーダー科学者の養成」という企画名で採択されました。昨年度で1期目の5年間が終了しましたが、これまでの実績が評価され、本年度からの2期目のプログラムにも「未来を切り拓く次世代ゼネラリスト育成プログラムの開発」という企画名で採択を受けました。本年度は、第2期目5年間のスタートの年となります。
サイエンスカンファレンスは、毎年開催されるJST主催の研究発表会ですが、新型コロナウイルスの影響により3年続けてのリモート開催となりました。発表分野は「物理・化学」、「工学」、「生物」、「数学・情報」、「その他」に分かれており、本年度は計53件の研究発表が行われました。愛媛大学ジュニアドクター育成塾からは、磯崎太地さん(松山西中等教育学校1年生)と橋本夢実さん(松山市立勝山中学校3年生)の2人が「生物」の分野での発表を行いました(ともに指導教員は教育学部の向平和准教授)。磯崎さんは「海浜植物の研究」というタイトルで発表を行い、「チャレンジ賞」を受賞しました。橋本さんは「ミナミヌマエビの研究」というタイトルで発表を行い、「アイデア賞」を受賞しました。
愛媛大学では、この「次世代人材育成事業」の第2期目の採択を受け、今後も未来を切り拓く小中学生の人材育成及び育成プログラム開発に尽力してまいります。
<教育学部>