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大学院理工学研究科1年生の舩津公輝さんが第14回日中半導体会議で「Young Researcher Award」を受賞しました【12月9日(土)】

令和5年12月7日(木)~9日(土)に名古屋大学で行われた14th Japan-China Joint Symposium on Conduction and Photoconduction in Organic Solids and Related Phenomena(有機固体中の電気伝導と光伝導およびそれらに関連する現象の第14回日中合同会議)で、大学院理工学研究科1年生の舩津公輝さんがポスター発表を行い、「Young Researcher Award」を受賞しました。

発表題目は、“New CT-Complex α’-STF2IBr2 with a Series of Dirac Cones”(一直線状に並んだDirac Coneを持つ新しいCT錯体α’-STF2IBr2)で、大学院理工学研究科の内藤俊雄教授らのグループで行われた研究成果です。全68件のポスターの中から2件(日本人1件、中国人1件)が審査員14人の投票により選ばれました。

この研究は、電子よりも光子に近い不思議な粒子が物性を決めている物質を探索したものです。舩津さんは大学4年生の卒業研究からこのテーマの研究を始めました。同じ研究室の先輩である岡竜平さん(令和5年3月博士前期課程修了)とも共同で、試料合成(新規物質開発)から理論計算と実験(各種電気及び磁気物性の測定)に至るまで多角的に検討し、ついに理論的にも予想されていなかった新しいタイプの関連物質を発見しました。その成果と緻密な議論が高く評価され、今回の受賞に至りました。

<理工学研究科>