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アジア・アフリカ交流センターが2023年度JICA課題別研修「地域アグリビジネス振興のためのフードバリューチェーン構築」を実施しました【10月16日(月)~12月15日(金)】

令和5年10月16日(月)から12月15日(金)まで、本学国際連携推進機構アジア・アフリカ交流センターが、一昨年度、昨年度に引き続き独立行政法人国際協力機構(JICA)の本邦研修として、中南米諸国の青年を対象とした課題別研修「地域アグリビジネス振興のためのフードバリューチェーン構築」を実施しました。

今年度の研修には、中南米のスペイン語圏8カ国とポルトガル語圏1カ国から14人の研修員が参加しました。一昨年度、昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、研修をオンラインで実施しましたが、今年度はオンラインでの事前研修と事後研修に加えて、来日しての対面研修を実施することができました。来日した研修員は、愛媛大学での座学講義に参加したほか、宇和島市、西予市、興居島などを視察し、現場体験や街中散策等を通じて愛媛県内のフードバリューチェーン(※)構築の成功事例を学びました。これらの現場視察にあたっては、前回に引き続いて、愛媛県内で農業、畜産業、水産業に携わる官公庁、企業、団体等にご協力いただきました。

今回は、来日研修に加えて、オンラインで事前研修を受けたことによる相乗効果により、参加した研修員にとって非常に有意義な研修となりました。また、日本の文化や伝統にも触れる機会を提供することができました。研修員は、来日研修を通じて得た経験や知見をもとに、自国での達成可能な活動計画を作成しました。そのうえで、帰国後オンラインによる事後研修において本学教員と意見交換を行い、活動の継続状況と今後の実施計画を確認しました。

研修員は今後、この研修を通じて得られた日本のフードバリューチェーンに関する知識や体験を、母国の課題解決に活かせるよう活動を継続していくことが期待されます。

※フードバリューチェーン:農林水産品・食品に関連する生産から消費までの流通工程において発生する付加価値の繋がり

<国際連携推進機構>