令和6年3月5日(火)、社会連携推進機構防災情報研究センターでは、令和6年1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする地震を受け、第3回令和6年能登半島地震現地調査等オンライン速報会を開催しました。
第3回速報会には、愛媛県内に留まらず、広く全国から、地方自治体職員、国の省庁職員、建設関連業界技術者、大学研究者、防災専門家、一般市民、マスメディア記者など約120人がZoom及びYouTubeで参加しました。
はじめに、本センターのバンダリ・ネトラ・プラカシュセンター長及び小野耕平講師から、「液状化被害に関する報告」と題して報告があり、今回の地震では、砂丘の縁辺部で液状化が発生し、緩勾配に沿って側方流動が発生したことが説明されました。また、流動帯を通る県道8号線沿いに、家屋の傾斜や地盤の隆起などの特徴的な被害が見られたことが報告されました。
続いて、本センターインフラ空間情報基盤寄附研究部門の活動報告として、株式会社カナン・ジオリサーチの谷田幸治氏及び株式会社岩根研究所の佐藤友之氏から、「路面下空洞調査と被災状況映像取得」と題して報告があり、3次元地中レーダモバイルマッピングシステム(GMS3)を使用した調査状況の報告とシステム活用の呼びかけがありました。
本センターでは、能登半島地震に関して、教職員が個別に現地調査に着手しています。リアルタイムに、また継続的に情報を共有する場として、引き続きオンライン速報会を開催していきます。第4回目の詳細は、決まり次第イベント情報に掲載する予定です。
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<防災情報研究センター>