令和6年10月3日(木)、令和6年度第1回教育コーディネーター研修会を開催し、約60人が参加しました。本研修会は、学内の教育コーディネーターの教員等を対象に、教育・学生支援機構教育企画室が毎年開催しているものです。
今年度の研修会は、「共通教育改革-大学院共通科目の開講に向けて-」をテーマに、学部及び大学院の共通教育に関する理解を深めるとともに、大学院共通科目の全学での導入に向けた意見交換を行うことを目的としています。研修会では、はじめに、中井俊樹学長特別補佐(教育企画室長)から、今年度の研修会の目的や研修計画等について説明がありました。
次に、仁科弘重学長から、国立大学協会で行われている「わが国の将来を担う国立大学の新たな将来像」の議論について説明がありました。
続いて、教育企画室の上月翔太講師から、大学院共通科目に関する全国の動向と愛媛大学の現状について調査報告がありました。報告の中では、他の国立大学における大学院共通科目の開講状況や目的、授業内容の類型について紹介がありました。加えて、愛媛大学で先行して行われている大学院科目の紹介も行われました。
その後、中井俊樹学長特別補佐から、これまでの学部及び大学院の共通教育カリキュラムの検討状況等の説明があり、参加者は研究科等毎に分かれて、「愛媛大学の大学院生に受講させたい大学院共通科目」や「所属する組織で提供できそうな大学院共通科目」について意見交換を行い、その内容を全体で共有しました。
教育企画室では、今回の研修会での意見交換を踏まえ、大学院共通科目の開講に向けた検討を行い、大学院教育のさらなる充実を図ってまいります。
<教育企画室>