令和6年10月12日(土)から14日(月)に、AABE2024(第29回アジア生物教育協議会隔年会議)が愛媛大学において開催されました。愛媛大学ジュニアドクター育成塾からは、第2段階受講生1人が中高生のポスターの部において英語での発表を行い、Best presentation賞を受賞しました。
アジア生物学教育協議会(AABE)は、主にアジア地域の生物学教育者、生物学研究者、生物学教育に関心のある人々で構成される学術団体で、アジア諸国における生物学の教育の改善および研究の促進、国際会議の隔年開催、生物教育に関する国際誌Asian Journal of Biology Educationの発行などを行っています。
今回の国際会議は愛媛大学を会場として開催され、ジュニアドクター育成塾から第2段階受講生の児玉凛子さんが、中高生のポスターの部において「Relationship between Aspergillus oryzae (Koji)and light in Japanese traditional fermented foods」というタイトルで英語での発表を行いました(指導教員の阿野嘉孝農学研究科准教授との共著)。児玉さんの発表は非常に高く評価され、第1位のBest presentation賞を獲得しました。なお児玉さんは愛媛大学ジュニアドクター育成塾の受講生であると同時に、本学の四国型次世代科学技術チャレンジプログラム(SHIN-GS)の「早期育成型」の受講生でもあります。
愛媛大学では、「愛媛大学ジュニアドクター育成塾」を中心に、今後も未来を切り拓く小中学生の人材育成及び育成プログラム開発に尽力していきます。
ジュニアドクター育成塾とは
JSTが支援する「次世代人材育成事業」の一環としての教育プログラムです。このプログラムは、科学技術イノベーションを牽引する傑出した人材の育成に向け、理数・情報をはじめとする様々な分野の学習を通じて、高い意欲や突出した能力を有する小中学生を発掘し、その能力をさらに伸長する体系的育成プランの開発・実施を目的としています。
愛媛大学は平成29年度に「科学イノベーションに挑戦する次世代リーダー科学者の養成」という企画名で採択されました。令和3年度で1期目の5年間が終了しましたが、これまでの実績が評価され、令和4年度から「未来を切り拓く次世代ゼネラリスト育成プログラムの開発」という企画名で新たに採択を受け、本年度は第2期目の3年目を迎えています。
<教育学部>