令和6年10月12日(土)から14日(月)に、JST(国立研究開発法人・科学技術振興機構)が主催する令和6年度のサイエンスカンファレンスが、日本科学未来館(東京都江東区)で開催されました。愛媛大学ジュニアドクター育成塾からは第2段階受講生2人が研究発表を行い、それぞれ優秀賞を受賞しました。
ジュニアドクター育成塾はJSTが支援する「次世代人材育成事業」の一環としての教育プログラムです。このプログラムは、科学技術イノベーションを牽引する傑出した人材の育成に向け、理数・情報をはじめとする様々な分野の学習を通じて高い意欲や突出した能力を有する小中学生を発掘し、その能力をさらに伸長する体系的育成プランの開発・実施を目的としています。愛媛大学は平成29年度に「科学イノベーションに挑戦する次世代リーダー科学者の養成」という企画名で採択されました。令和3年度で1期目の5年間が終了いたしましたが、これまでの実績が評価され、令和4年度から「未来を切り拓く次世代ゼネラリスト育成プログラムの開発」という企画名で新たに採択を受け、本年度は、第2期目の3年目を迎えています。
サイエンスカンファレンスは、JSTが毎年開催する研究発表会です。本年度はグローバルサイエンスキャンパスと合同で開催され、小学校・中学校の部では、「物理」・「化学」・「生物」など11の分野に分かれて、26機関から計46件の研究発表が行われました。
愛媛大学ジュニアドクター育成塾からは、第2段階受講生の西川暖晃さんが「環境」の分野において「海岸漂着物のフィールド調査と保全に向けた取り組み」(指導は向平和教育学部教授)というタイトルで、また乗松紘明さんが「総合・その他」の分野において「「古墳と土器」~土器からわかる土地の関係性~」(指導は小玉亜紀子松山市考古館学芸員および向平和教育学部教授)というタイトルでポスター発表を行い、両名ともに「優秀賞」を受賞しました
愛媛大学では、「愛媛大学ジュニアドクター育成塾」を中心に、今後も未来を切り拓く小中学生の人材育成及び育成プログラム開発に尽力してまいります。
<教育学部>