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大学院連合農学研究科2年生の中城遥登さんの筆頭著者論文が学術誌「Scientific Reports」に掲載されました【3月5日(木)】

大学院連合農学研究科生物資源利用学専攻2年生の中城遥登さん、大学院農学研究科(プロテオサイエンスセンター教授 兼任)の関藤孝之教授らの研究グループは、飢餓条件における液胞からのアミノ酸の排出とタンパク質合成へのリサイクルが、酵母の生存や胞子形成に必須であることを明らかにしました。 真核生物に共通する飢餓応答であるオートファジーでは、液胞(動物細胞ではリソソーム)でのタンパク質分解により生じたアミノ酸をリサイクルし、この働きが飢餓条件での生存に重要だと考えられていましたが、未だ実証されていませんでした。著者らのグループは酵母液胞からサイトゾルへとアミノ酸を排出するアミノ酸輸送体(トランスポーター)の同定と機能解析を進め、これまでにほぼすべての液胞アミノ酸トランスポーターを同定しました。これにより、液胞アミノ酸輸送の生理機能の解析が可能になりました。

本研究成果は液胞アミノ酸トランスポーターの多重欠損株を利用して液胞からのアミノ酸排出の生理的重要性を示したものであり、2026年3月5日に生命科学分野の専門誌「Scientific Reports」オンライン版に先行掲載されました。

論文情報

掲載誌:Scientific Reports
論文題名:Significance of amino acid recycling from vacuoles for viability and sporulation of yeast cells under starvation conditions.
2026 Mar 5;16(1):12243.
(邦訳)飢餓条件下の酵母生存率および胞子形成における液胞アミノ酸リサイクルの重要性
DOI:10.1038/s41598-026-42129-3.
著者:Haruto Nakajo # 1, Takayuki Sekito # 2 3, Ryogo Okamura 2, Shiori Nakagawa 4, Nodoka Hamada 4, Yusuke Yamamoto 2, Wakaba Yagi 2, Natsumi Ozaka 2, Takumi Kimura 4, Soshi Abe 4, Naoko Sugimoto 2, Koichi Akiyama 2 5, Miyuki Kawano-Kawada 2 3 5*

Affiliations
1 The United Graduate School of Agricultural Sciences, Ehime University, Matsuyama, Japan.
2 Department of Bioscience, Graduate School of Agriculture, Ehime University,
3 Division of Cell-Free Sciences, Proteo-Science Center (PROS), Ehime University
4 Department of Bioscience, Faculty of Agriculture, Ehime University
5 Advanced Research Support Center (ADRES), Ehime University
*Correspondence,  #Contributed equally.

参考Webサイト

Significance of amino acid recycling from vacuoles for viability and sporulation of yeast cells under starvation conditions | Scientific Reports

中城さん

<大学院連合農学研究科>