令和8年3月9日(月)、経済産業省より第10回「ものづくり日本大賞」の受賞者が決定・発表され、紙産業イノベーションセンターの教員らが「四国経済産業局長賞」を受賞しました。
「ものづくり日本大賞」は、製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、「ものづくり」に携わっている各世代の人材のうち、特に優秀と認められる人材を顕彰する制度です。文部科学省、経済産業省、国土交通省、厚生労働省が連携して平成17年から実施しており、今回で10回目を迎えます。
紙産業イノベーションセンターの教員らが所属するグループが研究する「抄紙技術を活用したCNF連続脱水・シート化装置の開発」が、製品・技術開発部門において評価され、今回の受賞に至りました。
セルロースナノファイバー(CNF)は、軽量・高強度・低線熱膨張などの特長を持つ植物由来の環境に優しい素材として注目されています。ただ、極めて微細な繊維状物質で脱水が難しく、乾燥コストや輸送コストの高さが課題となっていました。本取り組みでは、川之江造機株式会社との産学連携による共同研究を通じて、抄紙技術を応用したCNF連続脱水・シート化装置を世界に先駆けて開発し、CNF乾燥シートを連続的に製作することに成功しました。開発されたシートはすでにレースカーの部品の一部代替として活用されており、自動車部品の軽量化や二酸化炭素(CO2)排出量削減などへの貢献が期待されています。
| 受賞名 | 四国経済産業局長賞(製品・技術開発部門) |
| 案件名 | 抄紙技術を活用したCNF連続脱水・シート化装置の開発 |
| 受賞者 | 川之江造機株式会社 合田 真二 氏、木下 聖也 氏、西内 大貴 氏 愛媛大学紙産業イノベーションセンター 内村 浩美特別名誉教授、薮谷 智規センター長・教授、伊藤 弘和副センター長、秀野 晃大講師 |
また、令和8年3月23日(月)には、四国地域での表彰式が四国経済産業局において開催され、本学の受賞者らも出席しました。


第10回「ものづくり日本大賞」
<紙産業イノベーションセンター>
