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大学院理工学研究科の佐川愛輝さんが「第49回有機典型元素化学討論会」で優秀ポスター賞を受賞しました【12月10日(土)】

令和4年12月8日(木)~10日(土)に富山大学で開催された「第49回有機典型元素化学討論会」にて、大学院理工学研究科博士前期課程2年生の佐川愛輝さん(有機化学研究室に所属)が優秀ポスター賞を受賞しました。この賞は、審査対象となった83件のポスター発表の中から、8件が選出されたものです。

発表題目は、「イソチアナフテン骨格を内包したピロール縮環アザコロネン類縁体の合成」で、大学院理工学研究科の髙瀬雅祥准教授、宇野英満教授らのグループで行われた研究成果です。

近年、炭素や水素原子以外のヘテロ原子を導入したナノグラフェンの創製及び物性解明は重要な研究領域の一つとなっています。佐川さんは、含窒素ナノグラフェンの一つであるヘキサピロロヘキサアザコロネン(HPHAC)に関する研究を行っており、今回新たに硫黄原子を含むHPHAC類縁体を合成しました。中性種ならびに二電子酸化体の電子状態や芳香族性について、単結晶構造解析をはじめとする各種分光学的・計算化学的手法を用いて明らかにしました。
これらの研究成果および発表に対する質疑応答が高く評価され、受賞に至りました。

<理学部>