令和8年9月から10月にかけての約20日間、モザンビークの大学間協定校であるルリオ大学から、保健科学部のライゼ・ベカ分⼦⽣物学研究室⻑と、薬学科のピアラリ・ロサリオさんおよびダルトン・ジョージさんの研究者の2人が来日し、愛媛大学先端研究院プロテオサイエンスセンターでマラリアワクチンや新規診断薬の開発につながる研究技術を学びました。
これは、2025年に開催された第9回アフリカ開発会議(TICAD9)を契機に日本政府(外務省)が推進し、アフリカ連合委員会からの委託を受けて一般財団法人日本国際協力センター(JICE)が運営及び実施管理を行う国際交流事業「アフリカユースプログラム Japan-Africa Youth Program 長期招へい・派遣プログラム」の支援によるものです。愛媛大学は、2008年からモザンビーク共和国のルリオ大学と長年にわたり交流を続けています。そこで今回の事業は、アフリカユースプログラムに加え、JICA、在モザンビーク日本国大使館、在日モザンビーク大使館の支援を受けて実施されました。
マラリアは現在も年間約2億5,000万人が感染し、約60万人が命を落とす深刻な疾患であり、とりわけ5歳未満の子どもや妊婦への影響が大きく、その対策がモザンビーク共和国でも大きな課題となっています。高島英造教授が主宰するプロテオサイエンスセンターマラリア研究部門はマラリアの撲滅を目指し、コムギ無細胞タンパク質合成技術を活用してマラリア原虫タンパク質の機能解析を行っており、世界を代表するマラリアワクチンの研究室です。国際的な共同研究や学術交流協定を締結し、国際交流や次世代研究者の育成にも取り組んでいます。
10月7日(水)には、ルリオ大学の3人は仁科弘重学長を表敬訪問し、プロテオサイエンスセンターで学んでいるマラリア研究技術について進捗状況を報告しました。ライゼ室長は、愛媛大学で学んだ技術をルリオ大学へ持ち帰って、今後のルリオ大学での研究・教育の発展のために活かしたいと述べました。また、同日、国際連携推進機構でルリオ大学との交流を担当する栗田英幸准教授が中心となって、歓迎交流会を開催し、マラリア研究部門で学ぶ学生や、モザンビークへJICA海外協力隊ボランティアとしての派遣を希望する学生、国際交流に関心のある学生などが参加しました。
愛媛大学では今後も、研究や交流活動を通じて国際的な課題の解決に取り組んでまいります。
なお、本国際連携活動については、令和8年10月11日(日)毎日新聞 WEB版および、毎日新聞四国4県版で令和8年10月15日(木)付で紹介されました。


<国際連携推進機構、プロテオサイエンスセンター>
