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重要なお知らせ

プレスリリース

愛媛県初のCAR-T細胞治療施設に認定 -難治性造血器腫瘍の新たな治療法に期待-

愛媛大学医学部附属病院はこのたび、愛媛県で初のCAR-T細胞 (キムリア) 治療施設に認定され、難治性血液がん患者様に向けた治療を開始いたしました。

CAR-T細胞(Chimeric Antigen Receptor-T cells:キメラ抗原受容体T細胞)療法とは、従来の治療法とは異なる画期的な細胞療法で、大きく3つの工程を経て実施されます。日本でも保険診療内で実施できる新たな治療法(再生医療等製品)となり、再発難治性の血液がん患者様に対する新たな治療選択肢として注目されています。

CAR-T細胞療法は、高い治療効果が期待される一方、生きた細胞に関わる複数のステップを経ることから、施設内の多くの部署が連携して初めて実施できる治療法です。血液・免疫・感染症内科学講座、小児科学講座、造血細胞移植センター、輸血細胞治療部、検査部、薬剤部、看護部、集中治療部、事務部門など、当院スタッフの強い絆を活かして、これからこの新しい治療を愛媛県内の患者様に届けられるよう、尽力して参ります。

CAR-T細胞療法の工程
本件に関する問い合わせ先

愛媛大学大学院医学系研究科
血液・免疫・感染症内科学講座 越智 俊元