プレスリリース

宇宙戦略基金事業SX中核領域発展研究に採択
新規磁性蓄冷材開発による高性能宇宙用冷凍機の実現

このたび、愛媛大学大学院理工学研究科の松本圭介准教授、松下正史教授、向笠忍教授、岩本幸治教授及び東京都市大学、大島商船高等専門学校の研究グループによる技術開発課題「新規磁性蓄冷材開発による高性能宇宙用冷凍機の実現」が宇宙戦略基金事業SX中核領域発展研究(総額約2億円、2026~2028年度)に採択されました。

採択盾贈呈式 左:松本准教授 右:JAXA 満田プログラムオフィサー(PO)

宇宙における高感度の電磁波観測・計測のためには、極低温冷却技術が必須です。そのことは、内閣府の宇宙技術戦略にも以下のように明記されています。 「冷却技術は、高感度な観測を実現する上で、非常に重要である。これは、望遠鏡全体の冷却による放射雑音の低減や、検出器を冷却することによる、回路素子由来の熱雑音の低減を可能とする技術である。」

そのため本PJでは既存冷却技術の複雑で重く低効率という課題に対して、新規磁性蓄冷材を開発します。これによりシンプルで軽量(従来の1/2)、高効率(消費電力1/2)な冷凍機を開発することが可能となります。この技術は将来的に、宇宙分野では超電導検出器、量子暗号通信、超電導推進利用、非宇宙分野では医療用MRI、水素冷却などへの応用が期待されています。

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愛媛大学 客員教授
松本 賢哉