プレスリリース

わずか2波長の近赤外光でサトイモ加工品の異常を検出―加工品製造ライン導入の可能性―

愛媛大学社会共創学部・農学研究科の小長谷圭志講師らは、目に見えない「近赤外光」を使い、サトイモ加工品の食味不良を短時間で見分ける新しい方法を開発しました。

これまで、近赤外光を用いた食品検査では、多くの波長の情報を使うため測定に時間がかかり、製造現場への導入が難しいという課題がありました。本研究では、数ある波長のうちわずか2つの波長だけに注目することで、高い精度で異常を検出できることを明らかにしました。これは、サトイモ内部の状態変化が光の散らばり方に影響することを捉えた成果です。この技術を活用することで、これまで人の目と手作業で行われてきた検査作業を効率化でき、約7割の労働力削減につながることが期待されます。

なお、本研究成果は、令和8年9月30日付で学術雑誌 Engineering in Agriculture, Environment and Food に掲載されました。

サトイモ正常芋と水晶芋の外観 類似しており、
画像処理による判定は困難

論文情報

  • 掲載誌:Engineering in Agriculture, Environment and Food
  • 題名:Detection of crystalline taro abnormalities using two near-infrared(NIR) wavelengths
    (和訳)2波長の近赤外光を用いたサトイモ水晶症異常の検出
  • 著者:小長谷 圭志(愛媛大学社会共創学部)、木村 太郎(愛媛大学大学院農学研究科)、紙田 千広(愛媛大学大学院農学研究科)、高橋 憲子(愛媛大学大学院農学研究科)
  • 責任著者:小長谷 圭志(愛媛大学社会共創学部)
  • DOI:https://doi.org/10.37221/eaef.19.3_169
  • 電子付録:https://doi.org/10.60215/data.eaef.33879469
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愛媛大学社会共創学部
講師 小長谷 圭志