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受験生の皆さんへメッセージ
2019.09.10
食卓の魚から考えてみる

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清水 園子 准教授

社会連携推進機構 社会共創学部 教員
●社会連携推進機構(南予水産研究センター)
●養殖環境学

 私は、愛媛大学の「南予水産研究センター」という研究施設で研究を行っています。どこにあるかというと、松山市のメインキャンパスから少しばかり?離れている、愛南町という町にあります。
 ところで、みなさんは「水産学」というと、どのようなことを勉強すると思いますか?私は高校生の頃、水産学というと食卓に上る魚介類のことだけを研究する学問だと思っていました。しかし実際は、それだけではなくて、魚介類を作り育てるための環境や、生産した魚介類を販売するための経済や経営、水産業を取り巻く社会や文化など、文系、理系を問わず幅広い分野を含んでいる複合的な学問です。愛南町は、四国一位のカツオの水揚げ港があり、また、マダイやブリ、真珠母貝など、様々な魚介類の養殖もとても盛んに行われているため、日本の水産業の縮図とも言われています。南予水産研究センターは、愛南町を中心に、地域の水産業と密に連携しながら、日本の水産業が抱えている様々な課題について生命科学、環境科学、社会科学の研究を進めていくことの出来る数少ない研究施設です。
 私の今の研究は、ミクロ生物のプランクトンや病原体を対象に、これらが引き起こす赤潮や、魚がかかる感染症(魚病)を早期に発見し、対策を取るための研究を行っています。赤潮や魚病は、特に養殖業にとっては、魚介類の生産量を大きく低下させることもあり、大きな問題になっています。しかし一方で、一つ一つは肉眼では見えないほど小さな生物が、海の環境や魚介類へ影響を及ぼすことに思いを馳せたとき、その壮大さには畏敬の念をも覚えます。
 みなさんも海に囲まれ、水産業を肌で感じられるこの場所で、美味しい魚介類を食べながら、私達と共に水産学について学びませんか?

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