!

重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2022.01.17
新しい学校現場で活躍できる先生に

大西 義浩 教授

●教育学部
●技術教育

 令和3年現在、Society5.0やSDGsといったワードで語られるように様々な分野で変化が起こりつつあります。例えば、自動車業界は「100年に一度の大変革期」に入るそうです。これまで動力の中心だった内燃機関が電動モーターにとって代わられ、自動運転に代表されるような新技術も入り、モビリティ(乗り物)の概念が変わるような大変革期を迎えるということです。

 教育の世界でも、大きな変革が起こり始めています。日本全国の小中学生に1人1台のコンピュータ端末を与え、各学校に高速インターネット環境を提供する「GIGAスクール構想」が令和2年度末に整備されました。デジタル教科書も多くの学校で使われ始めており、今後はこのような環境を使って教える先生の「ICT活用指導力」が求められていきます。

 教員養成機関である愛媛大学教育学部でも、子どもに教えるという基本的なことは大事にしながらも、新しい環境に対応できる先生を育成するため、様々な取組を始めています。大学全体からのサポートも受け、教育学部の主要教室に大型モニタとワイヤレスミラーリング機器を設置し、松山市内の小中学校と同様な環境を整備しました。教育実習で実習生が使うコンピュータ端末も揃えています。ハード的な環境整備だけでなく、先進的な教育実践をされている現職の先生方に、大学で授業をして頂くこともあります。松山市教育委員会との連携の下ICTサポーターとして松山市内の小中学校に行く、新しい教育実習も始めたところです。

 学校の先生になるためには教員免許が必要ですが、免許さえ取って教員採用試験に合格すれば、みんな同じ先生になるわけではありません。学生時代にどのような環境でどのような学びをしてきたかが、学校現場で活躍できるカギとなります。数々の先進的な取組を導入している愛媛大学教育学部は「新しい学校で活躍できる先生」に近づくことのできる環境です。

MORE MESSAGE