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重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2022.06.03
教員の幸せは、生徒の喜びや成長とともにあるのだ!

藤原 一弘 准教授

●教育学部 教育臨床講座
●総合的な学習(探究)の時間、特別活動、ESD、SDGs

いまやSDGs という言葉を聞かない日はないと言えるほど、私たちの身近な生活の中に浸透してきました。高校生の皆さんの中にも、総合的な探究の時間や課題研究でSDGsを扱った、という人は多いのではないでしょうか。

一方で、SDGsに対する懸念や課題も、あちこちで取り上げられるようになってきました。皆さんはSDGsが2030年にどの程度達成するか、考えたことはありますか?実は「持続可能」という言葉が国際的な会議で使用されるようになって50年経過しました。50年以上、世界中で持続可能な社会や環境、開発の在り方が叫ばれてきたにも関わらず、今もなお、環境は悪化し続け、新たな紛争や混乱・不安が世界を覆っています。皆さんが実社会で活躍している頃には、どんな未来が待っているのでしょうか。何とかして希望の光を見出したいものです。

私は愛媛大学教育学部において「愛大・ESDラボ」を立ち上げ、特に学校教育の面からESD(持続可能な開発のための教育)やSDGsについての研究を続けています。学校現場の先生方や子どもたち、地域の方々と一緒になって、学生とともにESDやSDGsに関する授業づくりやプロジェクトを実施しています。

また本学部では「地域共創教育」をキーワードに革新を続けており、愛媛全体をフィールドにした授業や実習が今後どんどん生まれる予定で、その開発にも携わっています。このように、SDGsを追究するのに必要な研究体制や設備、フィールドが十分整っていますから、興味のある方はぜひ門を叩いてほしいと思います。

最後に、愛媛大学教育学部は、教員養成を主たる目的として設置され、設立以来、全国各地に多くの教員を輩出してきた歴史ある学部です。もしかすると皆さんが通っていた(通っている)学校にも本学部で学んだ先生がいらっしゃるかもしれません。「教師」という仕事に関心を持っている皆さん。充実した多様な実習とサポート体制がある本学部で、「持続可能な社会の担い手である子どもたちを育てる教師」を目指して、一緒に学び合いましょう!

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