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重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2016.07.01
医師という仕事はとてもやりがいのある仕事

髙井 昭洋 講師

●医学部附属病院 肝臓・胆のう・膵臓・移植外科
●消化器外科、肝胆膵外科、腹腔鏡手術

 医師になることを志す高校生諸君!愛媛に生まれ育ち、医学部進学を目標とするならば、地元である愛媛大学を、ぜひ志望校にあげて欲しいと思います。医学部での大学生活や卒業後のことは、身近に医師がいなければ、あまりわからないかもしれません。大学生活は、高校時代とは自由という点で大きく異なります。医学部でさえ、その自由さは高校時代の比ではありません。一方、医学部では、全ての診療科について学ぶため、試験はとても多く、たくさん勉強しないといけません。しかし、優秀な学生諸君であれば、きっとそれを乗り越えられると思います。6年間の学生生活を経て卒業試験に合格すれば、医師国家試験の受験資格を得て卒業します。そして、医師国家試験に合格して、はじめて医師として仕事ができるようになります。
 卒業後、多くは臨床医といって、患者さんに向きあって仕事をする医師になります。どの診療科を選択するかは自由です。県内には公立病院、私立病院、開業医など様々な病院がありますが、愛媛大学医学部創立後43年が経ち、多くの病院に愛媛大学出身の先輩医師が在職するようになりました。医師は、十人十色の背景を持つ人々を患者として診察し、その人生に大きく関わる仕事です。ですから、教養として、たくさんの経験をして、世の中のことを知っておくことはとても大事なことです。一方、仕事内容は極めて専門的なので、身近に多くの愛媛大学出身の先輩医師がいることは、気軽に相談できるという点で、実はとても心強いことでもあります。
 大学病院で仕事をするとは、1.病気を患った目の前にいる患者さんの治療をする「臨床」、2.まだ治療法のない、あるいは確立していない病気を克服するための「研究」、そして、3.未来の医師を育てるための「教育」の3本柱を行うことです。いずれも大変ですが、とてもやりがいのある仕事です。頑張って勉強して、ぜひ入学試験を突破してきて欲しいと思います。そして、充実した6年間を過ごし、卒業後には、われわれとともに医療を実践し、社会に貢献していきましょう。

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