未来の愛大生へ

2017.07.31
学校教員を目指す受験生のみなさんへ

向 平和 教授

●教育学部
●理科教育学

教員という仕事の大変さは語るに及びませんが、大変さゆえに大きなやりがいも感じられます。とりわけ子供たちと日々関わり、成長していく姿を見守ることができるのは教員という職業の最大の魅力だと思います。
さて、教員になるためには教育職員免許状が必要となります。「資格」ではなく「免許」というところに教育活動に携わる重みがあります。子供たちと関わり、子供たちの人生に大きく影響するからには、子供たちを不幸にするような間違った教育をしてはなりません。教育活動は、教育基本法や学校教育法などに基づいて実施しなければならず、法律に関する知識を含め、幅広い教養を身に付ける必要があります。
また、小学校教員はすべての教科を教えることが求められるのはもちろんですが、中学校・高等学校の教員も、現在では探究的な活動が重視されるため、特定の教科だけではなく教科の枠を超えて教えることが求められます。私は理科教育が専門で、元々は生物的領域が主戦場でしたが、他領域さらには他教科や博物館・動物園と連携した研究も行っています。
このように、教員になるには教科の専門性だけでなく幅広い教養が必要であり、様々な教科内容を学ぶことができる教育学部は、教育の専門家を育成するところといえるでしょう。教育学部では、様々な教科内容、教育学や特別支援教育などを専門とする多くの教員がみなさんをお待ちしています。もちろん、私を含め理科教育講座の教員は、理科の観察・実験はもちろん、野外実習など様々な体験活動も多く準備しています。さらには、小学校教員向けの理科の観察・実験を網羅的に学ぶことができる講義科目も開講しています。
ともに未来の子供たちに良質な教育を提供できるように学んでみませんか?愛媛大学教育学部への受験をぜひ検討してください。

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