!

重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2023.12.26
未来への選択肢

日高 功大

●法文学部
●広島県立三原高等学校(令和3年度入学)

「教師になりたい」そう思うと、一番に思い浮かべるのは教育学部への進学ではないでしょうか。実際、私自身も高校時代の志望は教育学部でした。しかし“社会科”教師になるか、“国語”教師になるか高校生の私は決断できず、明確に進学先を決心することができずにいました。

そこで勧められたのが、愛媛大学の“法文学部”でした。法文学部では社会科、国語、英語(それぞれ中学校教諭、高等学校教諭一種)の免許状を取得できるカリキュラムがあります。さらに2年生へ進級する際のコース選択時まで、法律でも、外国語でも、文学でも、幅広く学問にふれ、その中でどの科目の免許を取得するかを決めることができます。2年生以降も自身の興味次第で様々な学問を学ぶことができる、これらの選択肢の広さに惹かれ、私は愛媛大学法文学部への進学を決めました。

そんな私は、大学生活を通して日本文学に魅せられ、特に日本古典文学を研究しています。受験に向けて古典を勉強する皆さんは「なんで古典なんて勉強しないといけないの」と思っているのではないでしょうか? 私自身も、高校生の頃はそう強く思っていました。しかし、古典文学にふれていると、私たちは古典から、当時の人の恋心や、家族愛、死に対する思いなど、時間、時代を飛び越えて生々しく語りかけられるのです。知るはずのなかった、知れるはずのなかった、過去を生きた人達の声を聞くことができるのは、文学・古典の面白さであり、魅力であり、学ぶ意味の一端なのではないでしょうか。

このように、大学は自身の面白いと思うこと、好きなことを追い求める場です。そこに広い選択肢を与える法文学部は、皆さんに無限の可能性を与えてくれます。皆さんが自身の“好き”に従い、明るい進路を歩むことができることを祈っています。

MORE MESSAGE