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重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2022.07.12
「法学・政策学履修コース」案内

野田 裕久 教授

●法文学部人文社会学科 法学・政策学履修コース
●政治学(現代イデオロギー論、現代政治理論)

法文学部には三つの履修コースがあります。「法学・政策学」と「グローバル・スタディーズ」(昼)と「人文学」。2年次から何れかのコースに進みます。「法学・政策学」の特色を概説します。

第1に、2022年度の現有スタッフ26名中18名が法学専攻であるように、法学部のイメージです。他に経済学と政治学。

第2に、実践への関心からする「政策」志向があります。市民社会のうちに、国や地域のうちに、世界や日本のうちに、諸問題の厳存することに気づき、現状を認識し分析しつつ、その解決を計るべく規範化を模索しようとする態度です。「法学部」性と密接に関連し合います。日本は法治国家ゆえに、政策は法律という形で表現されるからです。法解釈学や立法論の学びが中心に。かつまた政策を論じるには、実践を基礎づける理論が重要となります。また政策の理念に加えて、複数の価値の間の優先順位や、コストという観点からする実現可能性や、権力の配分や利害の調整いかんといった考慮も求められます。政策が策定される過程を実証的に説明することも有益です。法制の実効性を問うことも必要です。経済学と政治学の知見も不可欠となる所以です。

第3に、卒業後の進路として、民間企業への就職(と大学院への進学)と並んで、とりわけ公務員への道が開けると言えましょう。官公庁が政策への関心が活かせる職種であることはもちろん、公務員試験はどれも受験科目で大抵は法律系科目が必須であるとの事情もあります。

「学生中心の大学」をモットーとする愛媛大学にお越しあれ。しかもまた文系の心をお持ちの方は法文学部にお越しあれ。そして法律や政策の事柄を考え行おうとする意あらば「法学・政策学履修コース」に進まれんことを。

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