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重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2022.06.27
愛媛大学はキャリアにつながる「偶然」に出会える場

竹中 喜一 准教授

●教育・学生支援機構 教育企画室
●高等教育、教育工学

「大学で何を学びたいですか?」

学習指導要領のある小中学校や高等学校と異なり、大学では学部・学科により学べる内容はさまざまです。学生自身が学びたい科目や研究室を選択する機会も増えてきます。したがって、大学入学にあたっては冒頭の問いについて考えることが重要です。

しかし、何を学びたいかが決まらない方もいるのではないでしょうか。私自身も当初、無目的で大学に入り、何となく授業を受けていました。授業を受けるうちに「よりよい授業って何だろう」「大学の教育があるべき姿とは」といった疑問がわき、そこから教育方法に関することを学びたいと思うようになりました。そして現在は「大学における教育改善」「教職員の能力開発」を仕事にして、当時の疑問を追究し続けています。

このように、大学入学後に学びたいことが見えてもよいと私は考えます。学びは大学で終わるものではなく、生涯にわたって続くものであるからです。そして、学びたいことを探すチャンスが、愛媛大学にはたくさん用意されています。たとえば、「愛媛大学リーダーズ・スクール」や「ステューデント・キャンパス・ボランティア」など、学生の主体的な活動をベースとした準正課教育は、愛媛大学の特徴です。もちろん、学部ごとの専門教育や、幅広い分野を学べる共通教育も充実しています。私も共通教育で、キャリアや学び方そのものについて学ぶ授業を開講しています。

私がキャリア関連の授業で取り扱う理論に、教育心理学者のクランボルツが提唱したプランドハプンスタンス理論があります。プランドハプンスタンス理論によれば、偶然のできごとがキャリアに大きく影響を与えるといわれています。愛媛大学にあるさまざまな学びの機会で、よりよいキャリアにつながる偶然に出会えるかもしれません。

偶然に出会える多くの可能性を秘めた愛媛大学で、皆さんも学んでみませんか。キャンパスでお待ちしています!

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