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教育学部で同窓生の和泉明子さんによる特別講義を開催しました【11月28日(木)】

 令和元年11月28日(木)、教育学部卒業生、design company MIDORIYA代表、a lot of OPTiONS主宰の和泉明子(いずみ あきこ)さんを講師にお迎えし、特別講義「障がいのある方が生み出すアートを商品に ~ブランド立ち上げの経緯から展示即売会開催への軌跡~」を開催し、教育学部生約150人が聴講しました。この講座は、同窓生を中心にして多方面から学生に対する支援をお願いする『教育学部サポーター制度』の取組の一環として平成21年度からスタートし、今回で19回目になります。

 和泉さんは、本学教育学部(中学校教員養成課程美術専攻)を卒業後、地元印刷会社に就職し、24歳で独立後、design company MIDORIYAを設立されました。グラフィックデザイナーとして地元愛媛で活動する中、本年、障がいのある方のアートをサポートするブランド a lot of OPTiONSを立ち上げ、障がい者アートの商品化に取り組んでいます。

 講演の中では、自身の「人生グラフ」を示し、現在の仕事に至るまでの軌跡を、学生たちにわかりやすくお話しいただきました。また、自身のデザイナーという職業を「いろんな人をつなぐ人」と説明されました。その仕事の中で、就労支援B型事業所と出会い、「みんなも楽しくそしてお金になる方法」として、「グラフィックデザイナーがブランドを作る」ことを思いつき、商品化のためのクラウドファンディング設立から展示会開催までの軌跡を、スライドや実際の商品を示しながら教えていただきました。
 そのほか、質疑応答の時間をとっていただき、双方向の「みんなも楽しい」時間を提供してくださいました。

 聴講した学生からは、「人生の中で何が転機になるか分からないため、一つ一つの機会を大切にし、思い切ってやってみることの大切さを学びました」「アートに障がいは関係ない、という言葉や考え方に共感しました」「自分も、他人を笑顔にできる仕事をしたいです」などの感想がありました。

 教育学部では、今後もこの教育学部サポーター制度にもとづく特別講義をはじめ、学生の学びを支え、地域の人材育成の核となる質の高い教員養成に取り組んでまいります。

<教育学部>