平成18年5月27日(土)、今治明徳短期大学生と愛媛大学生が、久万高原町の44番札所大宝寺から45番札所岩屋寺を経て尾根ルートを一周(約24キロ)する歩き遍路を体験しました。
両大学では、遍路の歴史や文化を学ぶ講座をそれぞれに開設していますが、今回の歩き遍路は、今治明徳短大の呼びかけに本学が応じ、実現したものです。
当日は、時折小雨のぱらつく、あいにくの天気でしたが、集まった約50人の学生は、引率教員の注意事項に耳を傾けた後、午前9時、元気よく大宝寺を出発しました。
はじめは、町中の道や農道など比較的なだらかな道で、笑顔でおしゃべりしながら歩いていましたが、山越えの険しい山道に入ると笑顔は消え、激しい息づかいと悲鳴に似た声が聞こえてきました。
岩屋寺で昼食をとった後、再び大宝寺へ向かい、疲れた身体や痛い足を持参の杖でかばいながら、午後6時前、全員無事に同寺へ辿りつきました。学生たちの顔には、完走を果たした達成感からか、疲れた中にもすがすがしさが漂っていました。
広報室