平成19年2月28日(火)文部科学省主催の第7回インターネット活用教育実践コンクールの審査結果の発表が行われ、愛媛大学農学部附属農業高等学校の実践事例が、最優秀となる内閣総理大臣賞を受賞しました。
このコンクールは、地域社会や学校など教育におけるさまざまな活動の中で、インターネットを有効に活用している優れた実践事例を表彰し、全国に広く紹介することで、教育の情報化の推進を図ることを目的に行われているもので、今年で第7回目となります。
今回のコンクールには、学校教育部門に49件、社会教育部門に12件、両部門に関わる活動として15件の合計76件の応募があり、書面による第1次審査、ビデオによる第2次審査を行い受賞が決定されました。
受賞した実践事例は「田舎の農業高校生が主催する食育講座〜田舎からの発信−都会の小学生・お母さんへ〜」と題し、小田清隆附属農業高等学校教諭が学校教育部門に応募したもので、その内容は、教える側の高校生と学ぶ側の小学生が、インターネットや携帯電話を使用し、相互に学び合うというもので、さらに保護者にも関わりをもたせることで、食育を家庭の現場に広げようとするものです。
小田教諭は、今回の受賞に対し「この取り組みは、本校生(附属農業高等学校)と横浜国立大学附属鎌倉小学校5年生の食育に関するものです。携帯電話やインターネットのテレビ会議システムを使って、生中継による交流授業や高校生主催による料理教室を行いました。料理教室には小学生の保護者も参加し、楽しい時間を共有することができました。最終審査は、その活動状況をまとめたビデオによるものでしたが、参加者の本物の笑顔が審査員の心を射止めたのだと思います」と喜びを語りました。
なお、表彰式は、3月16日(金)に東海大学校友会館(東京都)で行われる予定です。
広報室