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逸見彰男農学部教授が日英修好通商条約150周年記念の一環としてロンドンで開催された「Japan-UK Next Generation Energy Symposium」で招待講演

農学部環境産業応用化学(元 環境土壌学研究室)の逸見彰男教授が、日英修好通商条約150周年記念事業の一つとしてロンドンで開催された「Japan-UK Next Generation Energy Symposium」に招待されました。

 このシンポジウムは、日本政府による日英の修好150周年記念プログラムの一環として、日本のJETRO(Japan External Trade Organization: 日本貿易振興機構)と、イギリスのチャールズ皇太子が主催するThe Prince of Wales’s Corporate Leader’s Group on Climate Change、ケンブリッジ大学及び王立工芸協会(Royal Society of Arts:RSA)との協力で開催された二国間の国際集会です。逸見教授は、平成21年3月25日(水)から約1週間イギリスに滞在し、ロンドンのRSAの建物を会場として開催されたシンポジウムで、特別講演(演題:New Useful Material “Artificial Zeolite” Converted from Waste Coal Ash, and its Utilization Technology in Various Fields of Industry for Recycling-based Society)を行いました。RSAは、300年の歴史を誇り、英国の産業革命から産業界のリーダーと共に常に歩んできた組織です。
 逸見教授の今回の講演は、豊富な石炭資源を有するイギリスにおいて、物質・エネルギーの循環型社会構築に関わる新しい環境技術を提案して、世界的に落ち込んでいる経済の再生回復をも視野に入れた新しい環境産業(いわゆるグリーンニューディール産業)を創出することを目指すものです。現地の若手研究者は、逸見教授らが開発した人工ゼオライトの技術にたいへん興味を示しており、是非、日本に来て研究したいとの声もありました。また、英国のいくつかの企業も同国内での環境産業の展開との関連で実用化に強い期待を寄せていました。