平成21年3月5日（木）、放送大学愛媛学習センター講義室において、男女共同参画推進セミナーを開催しました。
このセミナーは、本学における男女共同参画推進のための提言に沿って、教職員・学生の意識高揚を目的として男女共同参画推進専門委員会が企画したものです。セミナーには教職員や学生など、約70人が参加しました。
初めに、労務担当の湯浅良雄副学長から、「愛媛大学における男女共同参画を推進するための『宣言』と『提言』の概要及び進捗状況」について報告があり、『提言』に基づく行動計画の進捗状況の確認と、改善策についての説明がありました。
続いて、京都大学大学院文学研究科の伊藤公雄教授から、「なぜ男女共同参画が必要なのか！？男性の視点も交えつつ」と題して、社会環境の変遷や様々な視点から見た男女共同参画についての講演がありました。伊藤教授は、内閣府男女共同参画会議基本問題調査専門委員会委員なども歴任されており、最近の文部科学省の女性研究者支援、京大の男女共同参画の動きや「男女の役割分担の固定化」に対する問題提起など、貴重なお話を聞くことができました。
また、今回は、聴衆応答システムのリモコン「クリッカー」を参加者一人ひとりに配付し、セミナーの中でアンケートを実施しました。これは、回答の集計結果が瞬時にグラフで表されるシステムで、誰がどう答えたかは分からないため本音の回答を引き出しやすく、参加者の男女共同参画に対する意識の実態と傾向を全員で確認し合うことができました。
さらに、日頃から疑問に思っていることや感じていることについての質疑応答があり、男女共同参画推進について理解を深める有意義なセミナーとなりました。
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- 参加者へのアンケート結果がその場でグラフに
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- 伊藤先生の講演