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農学部の樽味キャンパスにおいて、桑原地区まちづくり協議会設立記念シンポジウムを開催

平成21年3月29日(日)、農学部大講義室において、桑原地区まちづくり協議会設立準備会・桑原地区学校支援本部地域教育協議会・愛媛大学農学部が共催して、桑原地区まちづくり協議会設立記念シンポジウム「地域と学校の新たな関係」を開催しました。

 農学部が位置する桑原地区では、2年前から「私たちのまちは 私たちの手で創り、守り、育てよう」を合言葉に、まちづくり協議会設立準備会を立ち上げて、協議会設立に向けた準備を進めてきました。農学部も準備会の一員として加わり、地域との連携・交流を発展させてきました。当日は、シンポジウムに先立ち、設立準備会の最終回を同会場で開催し、規約案等を決定しました。それに引き続いて開催したシンポジウムでは、中村時広松山市長の祝辞の後、泉英二農学部長が「大学の地域貢献」と題した基調講演を行いました。中村市長は、中央集権体制の現在、地域の文化がどんどん消えてしまっている現状を話され、住民が主体となるまちづくりを松山市は積極的に進めていくことを強調されました。また、泉農学部長は、地方大学はミニ東大・京大を目指すのではなく、特色のある大学として生き残る道を進むべきで、国立大学法人化以降、愛媛大学はその道を着実に進んでいると述べました。
 その後、「学校ができること地域ができること」のテーマで、コーディネーター(藤原正幸農学部教授)と4人のパネラーにより、パネルディスカッションを開催しました。桑原地区には、保育園・幼稚園・小学校・中学校・高等学校・短期大学・4年制大学の全ての種類の学校が存在しています。この特長を持つ地区は松山市にほとんどありません。そのため、学校と地域との連携が最大限に発揮できると期待される地区が「桑原」地区なのです。このシンポジウムを契機として、農学部はさらに緊密に地域との連携を進め、地域共同体の一員として桑原地区のまちづくりを進めていきたいと考えています。