お知らせ

農学部で2回生全員に救急救命講習を実施

  平成19年6月14日(木)附属農業高等学校体育館において、農学部2年次専門科目「技術者の初歩」の授業として、救急救命講習を実施しました。
  この授業は、在学中の自分自身の安全・安心な行動と、卒業後の現場における一人前の技術者としての行動を身につけることを目的として、技術者の倫理、環境マネジメント、安全衛生マネジメントの3つをキーワードに、今年初めて開講しました。
  農学部の学生は、2年次の後学期から各コースに分属されるため、2年次の前学期にこの授業を開講しています。第9回目の講義となる今回は、実験や実習時の万が一の備えとして、救命救急講習を実施しました。
  教室となった体育館には、2回生203人が集合し、はじめに、この講義を担当する伊藤和貴准教授から、講師の附属農業高等学校 三並めぐる養護教諭、角藤寿樹体育教諭、井門正吾体育教諭、国枝みちる体育教諭やスタッフの紹介及び授業の進行について説明がありました。
  続いて三並教諭が、応急手当について救助者が守るべきことや応急手当を行う上で大切なことなど、重要な項目を学生にマイクを向けて確認しながら講義を行いました。
  引き続いて角藤教諭が、一次救命(心肺蘇生法)処置の手順について説明するとともに、その説明に従って三並教諭と国枝教諭が訓練用の人形とAED(自動体外式除細動器)を使って実演しました。このあと、20班に分かれ、訓練用の人形を使用して心肺蘇生法を学習しました。
  学生からは、「忘れている部分が多く、何度もやることが必要だと思った」、「ものすごくためになり貴重な体験ができた」、「滅多にない機会だからこそしっかり覚えてとっさの時に対応したい」などの前向きな感想が多く聞かれ、理解度、満足度の高い、有意義な授業となりました。
  農学部では、野外実習や実験実習などの授業が多く、不測の事態に遭遇する割合も高いと思われるので、今後も学生への安全衛生活動の一つとして、このような授業を実施していく予定です。

広報室