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「”一枚摺り”の世界」における講演会とシンポジウムを開催

  平成19年7月28日(日)総合情報メディアセンターにおいて、梅花女子大学短期大学部 荻田 清先生をお迎えし、愛媛大学図書館企画展2007「”一枚摺り”の世界」のイベントとして講演会とシンポジウムを開催しました。

  会場となったメディアホールには、一般・学生・教職員など100人を超える参加者が詰め掛け、はじめに伊藤昌春図書館長が挨拶に立ち、今回の企画展や講演会、シンポジウムの開催に至る経緯や目的などの説明を行いました。
  続いて、荻田先生が「一枚摺りの世界」と題して講演を行いました。一枚摺りは、江戸時代の徳川吉宗の時代には本の中に一枚物として収録されていることや、特長としては一目で多くの情報が確認できること、持ち運びに便利であること、安価で手軽に出来ることなどがあり、これらのことから一枚摺りには速報性はあるが信憑性に欠けるなどのメリット、デメリットが存在することを資料を参照しながら、判りやすく丁寧にお話しいただきました。また、見出番付が人との比較で掲載されるため、人をむかつかせるという意味で「むかつき番付」と呼ばれていたことなど、滑稽な話の部分では参加者を大いに湧かせ、楽しいひとときとなりました。
  続いてシンポジウムを行い、内田九州男法文学部教授、神楽岡幼子法文学部准教授、福田安典教育学部准教授から、それぞれの一枚摺りにおける調査・研究成果の発表があり、その内容について荻田先生と意見交換をしました。
  愛媛大学図書館企画展2007「”一枚摺り”の世界」は、大学会館3階303号室において、8月5日(日)まで開催されます。興味のある方は、是非、足を運んで見て下さい。一見の価値は充分にあります。

広報室