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韓国・蔚山大学校からの短期交流学生が藍染めを体験しました【6月14日(火)】

 平成28年6月14日(火)、韓国・蔚山(うるさん)大学校からの短期交流学生19人が、本学教育学部の大橋淳史准教授と学生ボランティアの指導の下、藍染め体験に挑戦しました。

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集合写真

 大橋准教授から藍染めとその歴史に関する説明を受けた後、まずは「絞り染め」を行いました。白い布を輪ゴムで縛ったり割り箸で挟んだりして、染料が染みこまない部分を作った後、藍で染めることで、その部分が白く残り模様になります。どのような模様になるのか最後まで分からないため、皆、染め上がりの思わぬ結果に目を見張っていました。
 次に、事前に藍で染めた布を使って「抜き染め」を行いました。クリアファイルで作った型紙の中から自分の好きな絵柄を選び、藍色の布の上に置いて、特製の漂白糊を塗ります。糊が付着した部分は白く抜けて絵柄が現れる仕組みです。作業が終わると、染め終えた布を思い思いに広げ、お互いに見せ合う学生達の満足げな笑顔と、オリジナリティ溢れる作品が教室を彩りました。
 藍染めの青い色は、「JAPAN BLUE」として世界に知られるほど深く鮮やかな、日本を代表する色です。かつて、その藍で染めた糸で織られた伊予絣が日本一の生産量を誇った愛媛。身近な材料を使って手軽に体験できるこの試みは、参加した留学生にとっても貴重な伝統文化体験の機会でしたが、同時に、指導してくれたボランティアの学生たちにとっても、藍染めが愛媛の伝統を世界に紹介するためのツールとして大きな可能性を持っていることを改めて認識する機会にもなったようです。 
 蔚山大学からの短期交流学生19人は、6月6日から7月25日まで松山に滞在し、国際教育支援センターで日本語学習や各種の文化体験を行う予定です。国際連携推進機構では、今後もこのような「体験を通じた直接交流」の試みを進めていきます。