お知らせ

「第7回男女研修医、医学生との懇談会」を開催しました【2月6日(金)】

 平成27年2月6日(金)、愛媛県医師会が主催する「第7回男女研修医、医学生との懇談会」を重信キャンパスで開催し、研修医、学生及び医師を含む31人が参加しました。労働環境の悪化が指摘される今日において、医師を取り巻く環境も例外ではなく、組織として安心して医療を提供できる体制作りが必要となっています。そのためには、全ての医師の勤務環境の改善が急務となっており、とりわけ、女性医師が生涯にわたって、自身の能力を十分発揮できるための支援(職場や家庭における男性の理解と協力)が重要です。
 このイベントは、医学生や研修医の時期から、男女共同参画やワークライフバランスについて、しっかりと考え理解することを目的に開催しているもので、女性医師支援の一環としても位置付けられています。
 今回の懇談会では「讃岐のJOY!」をテーマに、香川大学医学部血液・免疫呼吸器内科の泉川美晴病院助教から講演があり、ご自身の体験を交えながら、香川の女性医師支援の現状についてお話がありました。香川大学医学部生による家事・育児に対する意識調査や、外国と日本の家事・育児に係わる男女の時間の比較結果では、意識は外国人女性に近いものがあるが、実際は女性が家事・育児に係わる時間が多くなっているとの報告がありました。その中で、香川県医師会、香川大学医学部医師会が取り組んでいる女性医師のサポート体制の整備や働きやすい環境づくりが紹介されました。

 なお、次回は平成276月を予定しており、国立保健医療科学院の吉田穂波主任研究官を講師にお迎えします。吉田主任研究官は3人の子育てをしながらハーバード大学に留学され、現在は5人のお子さんを育てている産婦人科の医師です。仕事と子育ての両立、女性医師支援の現状等について学ぶことができるとともに研修医、医学生との懇談を図る良い機会ですので、多数のご参加をお待ちしております。