お知らせ

医学部附属手術手技研修センターでキャダバートレーニング(胸腔穿刺・腰椎穿刺)を実施しました【1月27日(火)】

 平成27年1月27日(火)、手術手技研修センターで、医学部附属病院総合臨床研修センターがキャダバートレーニングを実施し、研修医8人が参加しました。キャダバートレーニングとは、実際にご遺体を使用した手技向上トレーニングであり、本院では、医学部解剖学教室の協力を得て、全国の大学病院に先駆けて実践している研修です。一般的な研修では、手技に関する文献・書物、手技の映像、シミュレータ等での手技取得が行われていますが、本センターでは、ご遺体を使用することで、具体的かつ詳細に、実践的なトレーニングを行うことができます。
 今回は、胸腔穿刺(※1)・腰椎穿刺(※2)の各手技のトレーニングを行うために、まず簡易シミュレータ機器で、手技の練習及び実技の確認を行いました。その後、実際にご遺体を使用し、参加した研修医全員がトレーニングに励みました。
 総合臨床研修センターでは、今後も、研修医自身が自信をもって患者さんへの診療手技が行えるように、手術手技向上を図るとともに、臨床能力の高い研修医の育成に取り組んでいきます。

※1.胸腔穿刺とは肋骨の間から挿入した針を通して胸膜腔内の液体を除去すること。
※2.腰椎穿刺とは、腰椎間から脊髄腔へ針を穿刺して、脊髄液の採取・麻酔薬等を注入したりすること。