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大学院農学研究科1年生の中崎翔子さんらが「第29回農薬デザイン研究会」において最優秀ポスター賞を受賞しました【11月6日(木)】

 大学院農学研究科1年生の中崎翔子さんらは、天然に存在するものと類似の化合物が植物病原性かびの生長を強く押さえることを見出し、平成26年11月6日(木)、静岡県熱海市ホテルニューアカオで開催された「第29回農薬デザイン研究会」における発表で高い評価を受け、最優秀ポスター賞を受賞しました。

 中崎さんは、大学院農学研究科応用生命化学専門教育コースに在籍しており、生物有機化学研究室で、有機化学的手法を用いて生命現象を解明し、その成果を応用する研究に取り組んでいます。
 今回受賞した研究は、「(+)-Dihydroguaiaretic acid 誘導体
のAlternaria 属に対する抗かび活性」(中崎翔子、長谷部綾香、西脇寿、秋山浩一、山内聡)です。本研究では、天然リグナン化合物であるdihydroguaiaretic acid (DGA)が示すAlternaria alternata などの植物病原菌に対する抗菌活性に着目し、DGA類縁化合物を多種にわたり立体選択的に有機合成し抗菌活性を評価することにより、新規構造を有する抗かび活性物質を見出しました。
 研究成果が明確であったことだけでなく、ポスター発表に先立って行われたショートプレゼンテーションやポスターセッションにおける的確な質疑応答が高く評価され、受賞に至りました。

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受賞式であいさつをする中崎さん、右は最優秀ポスター賞を受賞したポスター

<農学部>