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お知らせ

愛媛大学と県内の経済団体が連携しルーマニアを訪問しました【10月27日(月)〜11月2日(日)】

 平成26年10月27日(月)〜11月2日(日)、清水史副学長一行がルーマニアを訪問し、本学附属高等学校と国立イオン・クレアンガ高校が国際交流に関する協定を締結するなど、様々な交流を行いました。

 今回の訪問団は、清水副学長のほか、愛媛経済同友会特別幹事・日本さくら交流協会理事長の森一哉氏、松山商工会議所国際委員長の佐川正純氏、本学国際連携推進機構の髙橋志野准教授ら6人です。
 この訪問は、昨年9月にルーマニアの国立バベシュ・ボヤイ大学及び国立ブカレスト大学との学術交流協定が締結され、更に今年1月には、締結を記念してのシンポジウムが開催されたことをきっかけに、在日ルーマニア大使館のラドゥ・シェルバン駐日特命全権大使から、俳都松山と俳句が盛んなクルージュ・ナポカとの間で姉妹都市締結の提案が出されたことによるものです。

 

 10月29日(水)に、一行はクルージュ・ナポカ市役所を訪問し、エミル・ボック市長、アウレリアン・ネアグ外務省Asia-Pacific課長(前在日本国大使)らと今後の交流促進に向けた協議を行いました。清水副学長から、「今後は大学間交流から地域間交流を拡大していきたい。」との挨拶があり、エミル・ボック市長から、「今後の両国間の交流に非常に興味がある。」との発言がありました。続いて、クルージュ・ナポカ市の概要説明がありました。
 また、来年11月には桜の苗木を植樹することになり、森氏からエミル・ボック市長に桜の苗木500本の贈呈目録が手渡されました。この贈呈式の模様は、地元メディアでも大きく取り上げられました。植樹場所は、街の中心地で市民の憩いの場となっているセントラルパークとなりました。一行は、市の担当者と植樹方法を確認し、大きな池の周りには紅葉の並木が美しく、家族で散歩を楽しんでいる広大な敷地のセントラルパークを視察しました。
 続いて、国立バベシュ・ボヤイ大学を訪問し、イオン・オーレル学長、キャリンルース副学長との間で懇談がもたれ、大学間交流の打合せを行うと共に桜植樹イベントを始めとする交流の協力を依頼しました。その後、大学の歴史を紹介した博物館と古い歴史的価値のある印刷物等の資料を所蔵している図書館を視察し、古い伝統を誇り権威ある素晴らしい総合大学であることを目の当たりにしました。

 

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国立ブカレスト大学でミルシア・ドゥミツル学長らと懇談

 10月31日(木)には、国立ブカレスト大学を訪問し、ミルシア・ドゥミツル学長らと懇談がもたれました。まず、清水副学長から創立150周年の祝辞が述べられ、大学間交流の打合せを行うと共に、桜植樹イベントの報告と共に交流への協力を依頼しました。
 そして、清水副学長から、「大学が基軸となり地域間交流を促進させたい。また、企業の支援や奨学金を得ながら進めたい」との提案があり、ミルシア・ドゥミツル学長からは、「具体的な内容を明記したプロトコールを新たに結び、学長が交代しても継続できるようにしておけばよい。また、今後の交流として、お互いの学部間で特色を活かした交流を進展させることが大切だ」との提案をいただきました。
 また、森氏から、桜の贈呈の提案もなされ、ブカレスト大学の植物園内に植樹することが約束され、大変実りある懇談になりました。
 その後、在ルーマニア日本国大使館大使公邸の山本啓司特命全権大使を表敬訪問しました。清水副学長から、大学間交流から地域間交流へと更に促進している状況について報告すると共に、桜植樹イベントの報告と共に今後の交流への協力を依頼しました。
 続いて、国立クレアンガ高校を訪問し、同校と本学附属高等学校との国際交流に関する協定の調印を行いました。この模様は、地元メディアでも大きく取り上げられました。また、森氏から桜の贈呈の提案もなされ、アレクサンドレスク校長から植樹を希望する旨のコメントと謝辞がありました。さらに、協定締結をスカイプを利用して同時に報道発表することが確認されました。
 数年後には、ルーマニアの各地に愛媛から贈った平和のシンボルとしての「陽光」桜の並木が美しく咲き誇り、愛媛とルーマニアの交流が更に活発に行われることを期待しています。

 

<国際連携支援部>